第6回オンライン講座『日本画の色シリーズ・黄&紫編〜高貴なる色彩〜』

今回扱います色料は淡口岩黄をはじめとする新岩絵具三色と天然出雲黄土や天然石黄・藤黄などの天然絵具(以上黄系絵具)また今はなき新岩の紅藤と桔梗紫そしてその復刻版として造られた京上紅藤紫と桔梗紫さらには準天然赤紫、土佐派の具絵具の一つ紫藤色(以上紫系絵具)を加えた12色を瓶詰めして箱に収めています。
今回さらに特別付録として鬱金(ターメリック・粉状)と梔子(くちなし・液状)をプラスしています。
講座内容は、各顔料の特徴と歴史的観点から詳しく解説した後、実際に絵皿に少量取り出した顔料を膠で溶いて、麻紙の1コマに筆で彩色をします。黄・紫色顔料の色見本帖を作成し、余った顔料はコレクションとして収集いただけます。


キット内容
①本編で使用する絵具12色セット+鬱金(チャック袋)+梔子( 30cc容器I本)
②絵具の特徴・歴史を解説したテキスト
③清恵商店の三千本膠を溶いた膠液(30cc容器1本)
④色見本帖用麻紙2枚と専用ファイル


その他準備物(各自でご用意ください)
絵皿・細めの筆(面相筆)・筆洗

別売り

別売品

プラ皿5枚セット 440円(税込)

白玉面相(中・小)2本セット 825円(税込)

※本講座はzoomを用いた、オンラインの講座になります。

日時:
1回目 2021年6月6日(日) 13:00~16:00
2回目 2021年6月12日(土) 13:00~16:00

募集定員:各6名 

受講料:10,000円(教材費・教材費の送料含む)

受講資格:アプリケーション「zoom」が使える環境で受講できる方
(「zoom」を使用した事が無い方は、事前にお問い合わせください。)

※お申込みされて、当日の講座に参加できない方は、後ホームページ上に、講座内容の動画を掲載しますので、そちらをご覧いただいて各自で作成をお願いします。その際の質問やご意見などは、メール(saba.fuko5@yahoo.ne.jp [藤岡])でご連絡ください。なるべく早急に返信致します。

申込締切:
1回目 2021年6月1日(火)
2回目 2021年6月7日(月)

過去講座(黒編)内容の一部
前回の講座の質問に答える形で水干絵具の作り方についての説明です。

受講生の感想

京都在住・日本画家
フジオカ日本画サロン日本画の色シリーズ
黒編でした。
黒がこれだけ豊富な種類があるのは日本画だけらしいです。
それに墨の世界もプラスするともう無限♾の沼状態です💦
今回は、墨運堂の細焚油煙墨という貴重な墨もつけてくださり、墨の色は勿論、香りも楽しみながらの一時でした。
この講座を開いてくださっている藤岡先輩のご努力にも深く感謝します。
もっともっと知りたくなるように工夫してくださって、教材も普通は手に入りにくいものばかり、本当に良い時間を共有できました。
あとは、これからの制作に活かせるよう頑張ります!!

岡山在住・日本画家
オンライン講座「日本画の色シリーズ」ー第五回黒編・黒が日本画を変えるーを受講しました。
感動の連続でした。
ひと言に日本画の絵具の「黒」と言っても、何という変化・違いがあるか。
曲がりなりにも日本画を描いていて、ある程度の知識はあったものの、それがいかにあいまいでいい加減なものであったかを思い知りました。
特に今までは墨について、あんまり深く考えていませんでした。
たぶん追及すれば、もっともっと奥深いもので、ごく入口を教えて頂いたのだと思うけれど、私にとっては目からうろこでした。
すごいなあ!
これからは、一色塗るのにも今まで以上に熟慮しよう!
私は、理路整然と考えるのが苦手(特に絵を描く場合)で、色の選択については感覚的にぱっ、ぱっと描いて行く場合が多いのだけれど、その基礎にこういう知識があったならば、失敗も少なくなるような気がしました。

埼玉在住・日本画家
いつも楽しく受講させて頂いています。
受講した動機は、
日本画は描いているものの、実際に使っている絵の具について知らない事が多く、学べる所を探していた所、
フジオカ日本画サロンのオンライン講座があるのを知り申し込みました。  
教材(画材やテキスト)を送ってくださるので、遠方でも安心して受講出来ました。
また、入手困難な絵具をご準備くださり
先生の解説とテキストと実際に絵具を使かい、日本画の絵具について新たな発見があり
自身の制作に繋がりました。
今迄青編、赤編、緑編と受講してきましたが、全色制覇出来たらと思っております。
引き続き講座を楽しみにしております。
どうぞ宜しくお願いいたします。